苫小牧市はがん検診の受診率向上へ、PRグッズや動画を作るなどし、あの手この手で市民への啓発を進めている。10月は厚生労働省の「がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン」期間でもあり、市健康支援課は「市民に関心を持ってもらいたい」とアピールしている。
市のがん検診受診者数は2018年度、胃がん3160人(前年度比476人増)、肺がん1万39人(同1136人増)、大腸がん5660人(同64人増)、子宮頸がん3953人(同292人減)、乳がん2566人(同181人減)。40~69歳の受診率は3・9~13・7%で、思うように伸びていないのが現状だ。
市は「みんなで健幸(けんこう)大作戦!」を推進する今年度、がん検診の啓発事業費として約94万円を計上。予算が限られる中で職員が知恵を出し合い、効果的に市民の関心を高めるべく工夫を凝らす。同課は「がん検診の大切さが啓発事業を通じて市民に伝われば」と力を込める。
最近始めた事業としては、受動喫煙対策の「空気もおいしい施設」の認定店への、ミニのぼりの設置を呼び掛け。のぼりは縦30センチ、横10センチでピンク色を基調に市の公式キャラクター「とまチョップ」をあしらったかわいい出来栄え。現時点で6店舗が協力している。
今年度20、30、40、50、60歳の節目を迎える市民を対象に、誕生月に「プレミアムはがき」も発送。岩倉博文市長が元号の発表のように「検診」の文字を掲げた写真に、市長の直筆メッセージを添えた。「節目の年に是非、ご自身のお身体を見つめなおしてみませんか?」などと呼び掛けている。
このほか、市職員が製作したPR動画を市ホームページで公開し、市役所1階やイオンモール苫小牧店などで放映している。ほのぼのとしたタッチで、大事な人にがん検診の大切さを啓発する内容となっている。



















