北洋銀行は、道内企業の雇用の現状と人手不足対応調査結果を発表した。人員が「過剰」とした企業の割合から「不足」とした企業の割合を引いた「雇用人員判断DI」はマイナス66に。2017、18年と同水準で、この時期(7~9月)に調査を開始した00年以降では3年連続過去最低となり、依然として人手不足感が強い状況が続いている。
全産業の過不足感では、人員が「不足」とした企業の割合は70%。「適正」が26%で、「過剰」は4%だった。
業種別の雇用人員判断DIでは、ホテル・旅館業がマイナス93で最も人手不足感が強い。これに運輸業(マイナス90)、建設業(マイナス84)と続く。
職種別の過不足感では、技能職がマイナス65で最多。以下、営業販売職(マイナス44)、一般事務(マイナス12)の順。地域別では、道東がマイナス78で最も過不足感が強く、これに道北(マイナス73)、道南(マイナス67)、道央(マイナス60)と続く。札幌市はマイナス62だった。
人手不足の対応策(複数回答)では、「中途採用強化」が63%で最多。以下、「業務の効率化を進める」(48%)、「新卒採用強化」(40%)、「定年延長や再雇用などによる雇用延長」(35%)、「募集賃金を引き上げる」(34%)の順。
「増員」する企業の割合から「減員」するとした企業の割合を引いた今後の「雇用方針DI」は61となり、前年比3ポイント上昇。製造業は5ポイント減の46だったが、非製造業は7ポイント上昇し67となった。雇用形態(複数回答)では「正社員」が3ポイント増の96となり、「パート・アルバイト」は3ポイント低下の28だった。
企業からは「新規採用者の定着率が悪い。新入社員教育をしっかり行っているつもりだが、退職者が多くなっている。定着率を上げるための方法を検討していく」(食品製造業)、「新卒採用者の確保が年々厳しくなっており、若年層の技術者不足が懸念される」(電気工事業)など切実な声が寄せられている。
調査は北海道二十一世紀総合研究所に委託し、8月中旬~9月上旬に、691社を対象に実施。405社から回答を得た(回答率58・6%)。
















