日本書道研究会総合展 柏木町吉田隆文さん、道栄高3年沖藤汐華さん、苫小牧の啓心社最高賞を独占

一般の部で大賞となった吉田さんの作品(提供)

 日本書道研究会(本部・札幌)主催の「第33回総合展」で、苫小牧市柏木町の塗装業吉田隆文(雅号=弘風)さん(50)が一般の部、北海道栄高校3年沖藤汐華(きよか)さん(17)が学生の部でそれぞれ最高賞の大賞を受賞した。2人は共に書道啓心社(事務局・苫小牧市若草町、沖田啓峰代表)の生徒。目標だった賞の獲得を喜び、さらなる技術向上を誓う。

 吉田さんは、半切サイズ(34・8センチ×136・3センチ)の紙に行草体で「吳(呉)門秋露濕(湿)楚澤暮天寒」の五言二句を書いて一般の部450点の中から大賞に選ばれた。

 8歳から18歳まで啓心社で学んだ後、40歳の時に再入門。2018年には第59回北海道書道展の漢字多字数部門最高賞の特選を受賞した。師である故河原啓雲さんに感謝しながら「こんなに早く目標にたどり着けるとは」と笑顔。「今の自分に満足することなく、技術や知識を血肉にしていきたい」と語る。

 沖藤さんは、小学生~高校生が対象の学生の部に寄せられた1380点の中から選ばれた。半紙に中国の書家、王羲之の「蘭亭序」から「歳在癸丑暮」の5字を臨書した。毎週末に教室で腕を磨いているほか、高校の書道部などで毎日3時間ほどの練習を重ねる。

 書道を始めた小学4年生の時から目指していた、最高賞獲得で「高校最後の年に取ることができて、本当にうれしい」と喜びをかみしめる。将来の夢は小学校教諭。「子どもたちに書を教えられるだけの実力を身に付けたい」と話す。

 作品は6日から10日まで、札幌市民ギャラリー(札幌市中央区)で開く総合展に他の受賞作と共に並ぶ。総合展は午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)。入場無料。

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