コロナ関連融資、「不安」は1割 「5割以上返済」37% 道内企業意識調査

コロナ関連融資、「不安」は1割 「5割以上返済」37% 道内企業意識調査

 帝国データバンク札幌支店は、新型コロナウイルス関連融資に関する道内企業の意識調査(8月時点)結果を発表した。37・0%の企業が「5割以上返済している」と回答。前回調査(2月時点)から5・7ポイント増加した。

 コロナ関連融資について、「借りていない」道内企業は38・0%で、「現在借りている」企業は41・6%だった。「既に全額返済」した企業は18・2%となった。

 現在借りている企業のうち、「5割以上返済」(37・0%)している企業が最多。これに「3割未満」(31・7%)、「未返済や今後返済開始」(9・6%)が続いた。

 企業からは「条件通り返済している。一部については繰り上げ返済を行った」(運輸・倉庫)、「コロナで減った収入を借り入れで補い、事業を存続させることはできたが、コロナが終わっても利益が増えるわけではなく、返済で事業の収支が悪くなる」(電気機械製造)との声が寄せられた。

 現在借りている企業の今後の返済見通しについては、85・6%の企業が「融資条件通り、全額返済できる」と回答。

 一方、「返済に不安」を抱いている企業は11・5%と1割を超えた。その内訳は(1)金利減免や返済額の減額・猶予など条件緩和を受けないと返済は難しい(5・8%)(2)返済が遅れる恐れがある(2・9%)(3)返済のめどが立たず、事業を継続できなくなる恐れがある(1・9%)(4)返済のめどが立たないが、事業は継続できる(1・0%)―となっている。返済に不安を感じている企業は、前回から1・1ポイント増加した。

 関連融資の返済に不安感を抱く企業の割合の業界別では、小売が21・1%でトップ。以下、運輸・倉庫(17・6%)、サービス(15・6%)の順。

 コロナ関連融資の返済における懸念材料(複数回答)では、「人件費の高騰」が44・7%で最多。これに「原材料価格の高騰」(39・4%)が続いた。

 調査は8月19~31日に、道内企業1149社を対象に実施。500社から回答を得た(回答率43・5%)。

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