苫小牧市が来年1月から本庁舎1階に開設する「総合窓口フロア」の準備作業が着々と進んでいる。複数課にまたがる来庁者の手続きワンストップ化を狙ったもので、今月に入り先行して住民課と国保課の待合スペースを一新。受付番号の発券システム変更や民間スタッフによる案内体制も強化した。年内に段階的な導入と改善を進め、効率性や利便性を高めていく考えだ。
総合窓口フロアは現在の住民課と国保課のスペースを活用。各課別の対応窓口を来庁者の目的別に▽届け出▽証明発行▽ほけん・年金―の三つに分けて対応する。苫小牧市として初めて民間に窓口業務の一部を委託するほか、住民課と国保課の業務を見直して新設する「窓口サービス課」と「保険年金課」に分けて効率化を進めるという。
民間の委託事業者とは今年の夏から共同で準備作業を始めており、8月には市民ニーズを把握するため来庁者アンケートも実施。この調査は今後も継続する予定だ。
本庁舎1階の北側フロアは現在、受付カウンターの一部を移動して待合スペースを拡大。座って手続きができるエリアも広くするなど利便性を高めた。各課の窓口ごとに発券していた受け付けも一括方式を採用し、スムーズな手続きができるよう改善している。
また、来庁者をサポートする民間スタッフによる「フロアマネジャー」も先行的に導入した。複数の手続きを行う際の案内役を務めたり、書類作成方法を説明したりするなど市民サービスの向上につながっている。
印鑑登録の手続きで来庁した市内在住の30代の男性会社員は「フロアも広く、表示も見やすくなった。待ち時間も短縮されるとうれしい」と期待を込めた。
市住民課の斎藤俊雄課長は「受け付けが円滑に進むよう検証を重ね、しっかり総合窓口を開設できるよう取り組みたい」としている。
















