苫小牧市のIRアンケート調査、対話方式で説明後「期待」増える

苫小牧市のIRアンケート調査、対話方式で説明後「期待」増える

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐって、苫小牧市が10月に「グループインタビュー」として職員との対話方式で行ったIRのアンケート調査の結果をまとめた。回答者48人のうち、IRも含めた市の国際リゾート構想に対して「期待する(どちらかといえばを含む)」は、説明前は7割弱だったが、説明後は8割超に増えた。説明後に同構想に対する「理解が深まった(ある程度を含む)」と答えた人は9割を超え、逆に市の情報発信が足りていない課題も浮き彫りになった。

 調査は10月15日から6日間にわたって計10回、市役所で開催。市が無作為抽出した20歳以上の2500人に案内文を送付し、計48人が参加した。

 原則非公開で進め、職員がIRを中核とした市の国際リゾート構想の概要を説明。その後、参加者は小グループを作り、職員が質問に答え、アンケートの回答を得た。

 この結果、説明後に同構想への理解は「深まった」と「ある程度深まった」が45人(93・8%)に上った。同構想に対して「期待する」「どちらかといえば期待する」は説明前に33人(68・8%)だったが、説明後は39人(81・3%)に増えた。逆に同構想に対する「不安がある」「どちらかといえば不安がある」は説明前の22人(45・8%)から、説明後は16人(33・3%)に減った。

 さらに、同構想への期待感として▽地域、産業の活性化▽新たな雇用創出▽賑わい創出▽税収増加▽IR施設利用―の五つの項目別に尋ねたところ、「期待する」「どちらかといえば期待する」が最も多かったのは「税収増加」で、「地域、産業の活性化」「新たな雇用創出」が続いた。

 逆に、不安感についても▽ギャンブル等依存症問題▽治安、風紀等の悪化▽青少年への影響▽自然環境への影響▽継続した施設運営―の5項目別に質問。「不安がある」「どちらかといえば不安がある」の最多は「自然環境への影響」で、次が「治安、風紀などの悪化」。続いて「ギャンブル依存症問題」「青少年への影響」「継続した施設運営」が同数だった。

 所管する市国際リゾート戦略室は「参加者数は少なかったものの、理解促進の手法として一定の効果はあった」と分析し、情報発信の在り方の検討に役立てるという。

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