民間の信用調査機関、東京商工リサーチ北海道支社は、10月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比3件減の12件にとどまり、10月としては現在と同一基準で集計を開始した1971年以降、最少を記録した。
負債総額も前年同月に比べ5・2%減の22億7300万円。10億円以上の大型倒産の発生は大空商事(札幌市、負債額14億円、特別清算)の1件だった。
原因別では、不況型の「販売不振」が9件と大半を占めた。この他、「他社倒産の余波」が2件、「放漫経営」が1件だった。
業種別では、1次産業と製造業、卸売業、サービス・他の4業種で各2件発生。地域別では、札幌市が6件と半数を占め、石狩市、北広島市、小樽市、函館市、北斗市などで1件発生した。
10月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は43人。今年1月からの累計では1027人となった。
同支社では「金融機関の柔軟な支援体制で倒産件数は抑制されており、当面、急増はない」と分析。ただ、8月以降、外国人観光客が減少していることを指摘し「観光関連の企業の業績への影響が懸念される」としている。
















