苫小牧港・西港区の南埠頭(ふとう)で物流効率化に向けた上屋の建設工事が進んでいる。整備する苫小牧港管理組合によると、当初は今年度末の完成予定だったが、資材不足の影響で来年7月にずれ込み、現在は予定地を整備中だ。地元企業が貨物の一時保管で利用することが決まっており、着実な荷役の効率化につながるとして港湾関係者も期待している。
新しい上屋の建設地は市内港町1。鉄骨造り平屋で、延べ床面積は旧上屋の約25%増となる5280平方メートル。縦80メートル、横66メートルの大きさで、建設費は約8000万円。移入された紙原料などのパルプを一時保管する。
当初は2020年3月末までに完成する計画だったが、鉄骨をつなぐ「ハイテンションボルト」と呼ばれる専用部品が東京五輪・パラリンピック関連施設整備に係る需要増で品不足となっていることから、工期を見直した。
以前の南埠頭は複数の上屋が岸壁に近接しており、荷さばきスペースが狭いなどの課題があったが、段階的に解体撤去し、現在は荷役環境が大幅に向上している。担当者は今回の上屋建て替えにより「南埠頭で行われている物流全体の効率化が図られることになる」としており、苫小牧港全体の機能向上をアピールしている。
















