10月,道内企業の景気動向調査 4カ月ぶりに悪化 帝国データ札支店

10月,道内企業の景気動向調査 4カ月ぶりに悪化 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店が発表した10月の景気動向調査によると、道内企業の景気DI(「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と回答した割合を差し引いた指標)は前月比0・9ポイント減の45・7となり、4カ月ぶりに悪化した。ただ、全国平均DI(43・9)よりは1・8ポイント高く、4カ月連続で上回った。

 規模別の景気DIは、大企業が前月比2・2ポイント減の45・7と3カ月ぶりに悪化。中小企業も0・6ポイント減の45・7で5カ月ぶりに悪化。中小企業のうち、小規模企業も0・5ポイント減の48・6と2カ月連続で悪化した。大企業と中小企業の格差はゼロで、前月から1・6ポイント縮小した。

 業界別の景気DIでは、9業界のうち、農・林・水産、運輸・倉庫、サービスの3業界が前月比で改善。特に農・林・水産は3ポイント増の42・4となり、2カ月連続で改善。運輸・倉庫も2カ月連続改善し2・5ポイント増の48・2となった。

 一方、小売、不動産、金融、建設、卸売の5業界は悪化。消費税増税の影響を受けた小売は5・6ポイント減の37・9と業界別で最も低くなり、今年2月以来、8カ月ぶりにDIが40を下回った。建設は1・6ポイント減の52・5、不動産は6・2ポイント減の53・3となり、それぞれ5カ月ぶりに悪化した。

 今後の景気DI見通しでは、3カ月後が45・2(前月45・2)、6カ月後が44・3(同43・7)、1年後が44・6(同44・1)となり、6カ月後と1年後は9月調査を上回った。

 同支店では「小売業は消費税増税の影響から前月比で大幅に悪化したほか、サービス業も飲食店などでマイナス影響のコメントが見られる」と説明。先行きについても「東京五輪後の落ち込みを懸念する声や韓国などインバウンド(訪日外国人旅行者)の減少、日米貿易協定の影響を不安視する声が寄せられている」と指摘し、「当面は不透明感が払拭(ふっしょく)されない状態が続く」と予想している。

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