ごみのぽい捨て禁止を呼び掛ける苫小牧市のユニーク看板が14種類に増え、市内沼ノ端のリサイクルプラザ苫小牧で全シリーズが展示されている。2016年から始めた試みで、職員が知恵を絞ったデザインに関心を寄せる市民も。担当課は今後もアイデアを駆使し、印象に残る看板を製作する考えだ。
看板は縦60センチ、横45センチ。「捨てないでください…」と土下座姿で懇願したり、「拾ってきてくれて、ありがとう」と感謝の言葉をひたすら並べたり―。さらには人気アニメやテレビゲームを連想させる図柄でパロディー風にまとめるなど、心をくすぐるようなデザインが面白い。
市は1998年にぽい捨て防止条例(ぽい捨てによる空き缶等の散乱の防止に関する条例)を施行。2016年4月に条例を一部改正し、市民や行政などの責務を明確化した。同時に看板による啓蒙活動をユニーク路線に見直している。
看板はごみ投棄が目立つ国道の中央分離帯などに300枚以上設置。赤信号で停止中のドライバーが目にしやすいよう工夫している。作品を展示中のリサイクルプラザ苫小牧では「施設見学の小学生から『見たことがある』と好評」と担当者は語る。
市は20年度の全市活動のテーマを「053(ゼロごみ)大作戦」の第5弾目で検討中。「ぽい捨て撲滅には多くの協力が必要。まちの美化を考えてもらう工夫を今後も続けたい」と意欲を見せている。
















