東京五輪 マラソン・競歩 大通り発着を了承、コース案絞る

東京五輪 マラソン・競歩 大通り発着を了承、コース案絞る

 2020年東京五輪マラソン・競歩の札幌開催に向け、大会組織委員会と札幌市、道の実務者会議が18日、札幌市内で開かれた。組織委側が両競技の発着点を大通公園(中央区)とする案を提示し、道と札幌市が了承した。マラソンは市中心部を2周する周回コース、競歩は札幌駅前通を南北に往復するコースのそれぞれ素案も示されたが、確定は次回以降に持ち越した。

 3者により設置された実務者会議の開催は8日に続き2回目。組織委から森泰夫大会運営局次長、札幌市から中田雅幸スポーツ局長、道から築地原康志環境生活部長らが出席。約2時間半にわたり、非公開で開いた。

 会議後、記者団の取材に応じた森次長は、12月3~5日に開かれる国際オリンピック委員会(IOC)理事会で承認を目指す発着点について、大通公園とする案を「道や札幌市から基本的な方向は了解を得た」と発表。候補に挙がっていた札幌ドーム(豊平区)、円山公園(中央区)を含む3案から大通公園を選択した理由については(1)マラソンと競歩が同じ会場エリアでできる。コンパクトで人員体制など、さまざまな部分で共有化できる(2)一定の平たんな土地で運営しやすい(3)北海道マラソンをベースに、さまざまなルートを考えるコースが設定しやすい―の3点を挙げた。

 大通公園を発着点とする具体的なコースについては「まだまだ確定するという方向には至っていない」と説明。マラソンは大通公園を出発し、ススキノ、北大キャンパスなどを巡る約20キロを2周する周回コースで、競歩は「札幌駅前通を往復する1キロコース、2キロコース」を提示した。森次長は「コースはわれわれだけで決めることはできない。IOCやIAAF(国際陸連)、OBS(国際映像を供給する五輪放送サービス)などとの議論も必要。今後、丁寧に説明し、議論を深めたい」と話した。

 開催日程に関しても今回の実務者会議では「深い議論はしていない」と語り、「これも主にIOC、IAAF、OBSとの議論が先」と説明。これまでに当初案からの前倒しや短縮案も浮上したが、なお白紙であることを強調。7月31日の男子20キロ競歩、8月2日の女子マラソン、7日の女子20キロ競歩、8日の男子50キロ競歩、大会最終日の9日に男子マラソンを設定した当初案で落ち着く可能性もある。森次長は「非常に重要な案件で、これも何とか12月上旬のIOC理事会の近辺までに決められればと考えている」と述べた。

 次回の実務者会議は、今月中に開かれる。

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