アイヌ文化の魅力伝える 沼ノ端小で特別授業 苫小牧 アイヌ協会

アイヌ文化の魅力伝える 沼ノ端小で特別授業 苫小牧 アイヌ協会
4年生に授業を行う苫小牧アイヌ協会の会員(提供)

 苫小牧アイヌ協会はこのほど、苫小牧沼ノ端小学校(渡辺一弘校長)で、市内の学校では初めてとなるアイヌ文化を伝える特別授業を行った。同協会役員の作田悟さん(71)ら会員5人が、4年生にアイヌ語を教え、伝統楽器ムックリ(口琴)、トンコリ(五弦琴)の演奏、イヨンルイカ(子守歌)や輪踊りを披露した。

 同校の4年生66人は総合学習の一環で、北海道の先住民、アイヌの文化について調べ学習を進めている。特別授業は同協会がアイヌ民族文化財団(札幌)を通じて依頼を受け、実現した。

 作田さんらはアイヌ語で「先生」を意味するイパカシヌクルや「眠る」の意味のモコロなど、幾つかの言葉を紹介した。野鳥を捕るわなをヤナギの枝を使って作る実演では「子どもの頃、手作りしたわなでたくさん捕った」(作田さん)と語った。

 児童たちはアイヌの衣装や刀に触れたりマタンプシ(鉢巻き)を頭に巻いたりしたほか、遠方からの客人を歓迎する時に踊る「樽前おろし」を全員で輪になって踊った。

 授業を終えた作田さんは「民族共生象徴空間のオープンを前に、少しでも多くのアイヌの言葉や踊りを覚えてもらい、興味を深めてもらえたらうれしい。声が掛かれば、他の学校でも文化を伝える授業をしたい」と話していた。

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