地球温暖化対策の一環で、苫小牧沖の地中に二酸化炭素(CO2)を圧入するCCS実証試験が22日午前7時7分、目標の30万トンに到達し、作業を終了した。計画では2021年3月までのモニタリング期間を設定しており、その後は経済産業省と環境省が協議し、期間を延長する方向で計画を策定する見通しだ。
同事業は経産省から新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じて日本CCS調査(東京)が受託。実用性を確認する国内初の大規模実証試験として16年から圧入作業が始まった。当初は18年度末までの3カ年でCO2を海底下の地中に封じ込める計画だったが、初年度に海水中のCO2濃度が基準を超えたため作業を一時中止。18年度には胆振東部地震で隣接する製油所からのガス供給がストップするなど作業がずれこんでいた。
今後は継続的なモニタリングが行うほか、新たな構想としてメタノールの精製を軸とするカーボンリサイクルの実証試験を行う方向で経産省が検討を進めている。
















