苫小牧駒沢大学(錦西町)で29日まで、浦島太郎に関する企画展「浦島太郎と着物文化の周辺」が開かれている。浦島太郎や亀、玉手箱、竜宮城などが描かれた留め袖、羽織、子ども用の着物など約60点を展示。客員教授の林晃平さん(65)は「浦島太郎はめでたさを表現するために描かれた」などと解説している。
浦島太郎伝説を研究する林さんは7月から、テーマを設けて短期間の企画展を開いており、5回目となる。
「浦島柄」の子ども用着物をはじめ、浦島を連想させる亀や玉手箱などの絵柄が入った着物や帯などを展示。毛が生えている「蓑亀(みのがめ)」などをあしらったかんざしなどの装身具も並ぶ。
「宮参りなどの子ども用の着物には、紋付きを含めさまざまな浦島や亀が描かれてきた。少女向けの手描き友禅の振り袖に描かれた浦島は珍しい」と林さん。玉手箱を開けて年を取る浦島に『かわいそう』と考える人は多いが「江戸時代には長寿でおめでたいため、描かれてきた。浦島は戦いのない平和な話なので、子どもに親しまれてきた」と解説する。
入場無料。午前10時~午後4時。24日は休み、25日は午後のみ。問い合わせは同大 電話0144(61)3111。
















