苫小牧明徳小学校(毛利毅校長)は22日、全学年の道徳の授業を他校の教職員らに公開する「公開研究会」を開いた。道教育委員会から2019年度の道徳教育推進校の指定を受けており、胆振管内の小学校から約90人の教職員が参加。児童たちは少し緊張しながらも、積極的に学習に励んでいた。
同校は18年度に道徳が「特別の教科」になることを見据え、17年度から3年計画で「心豊かにたくましく生きる児童の育成」を研究主題とした道徳教育研究を展開。今年度が最終年度で、20年3月末の閉校が決まっているため、研究成果のまとめと同時に閉校記念事業の一つとして企画された。
授業公開は全学年で一斉に実施。このうち、6年1組の学級では教科書を読み解きながら、「誠実に生きること」について児童に考えさせていた。
仕事で大きなチャンスが巡ってきた主人公が、町で出会った少年と交わした約束を守るためにチャンスを捨てる選択をする―という題材。児童は葛藤しながらも誠実さを貫いた主人公の行動について意見を出し合った。
「自分が主人公だったらどう考えるか」という教諭の問いに対し、児童は「悩むだろうが少年との約束を守ろうとする」「ずっとやりたかった仕事を優先すると思う」などと口々に。クラスメートの意見に耳を傾けながら、誠実な行動を取ることが困難な場面に遭遇する現実もあるが、良心に従って精いっぱい努力することの大切さを学んだ。
研究会ではこのほか、同校が積み重ねてきた道徳教育研究について発表する全体会や、参加者が三会場に分かれて公開授業の中身について議論する「研究協議」も行われた。
















