89、88、87、83、79、31。先日、親族らと共に墓参のため青森県を訪ねた。小生の運転する車には、祖母、亡き祖父の弟、妹2人に下の妹の夫。冒頭にある数字の羅列は、乗客の年齢だ。
小生が生を受けるはるか前から、毎年開催されている一族のビッグイベント。言われるがままついていくだけだった小生も、2016年から運転手兼添乗員に任命され、フェリーの乗船、宿泊地の手配などを行っている。
言わずもがな、年々参加者の高齢化は止まらないが、墓参の時期が近づくに連れ生気を取り戻していくから、面白い。今回はここ5年で最多の11人が名を連ね、いつになくにぎわった。
さて、参加者の年齢ランキング上位5人が乗車する小生の車内。「俺は去年で年賀状をやめた。終活だよ」。「じゃあ俺も来年あたりで」。人生を締めくくる活動を盾にした、日本文化の喪失を目の当たりにした。それもまた一興か。
「もうこれが最後かもしれないね」。墓前ではいつも、悲しげなフレーズが飛び出す。あと半世紀以上はイベントを引き継ぐ者が申し上げます。「必ず来年も全員連れてきます」。祖先に手を合わせ宣誓した。(北)















