苫小牧工業高校(宮岡勝郎校長)情報技術科3年の長栄一真さん(18)が、10月に行われた無線従事者国家試験で「第一級陸上特殊無線技士」に合格した。合格率は、昨年度で約4割という狭き門。長栄さんは「将来の自分の仕事に生かしたい」と喜びをかみしめる。
第一級陸上特殊無線技士は主に放送局、電気通信事業、防災行政無線などの操作を行うのに必要な資格。同校での合格者は2007年以来という。
長栄さんは電気関係業界への就職を考えて同校に入学。学校説明会で見学した無線設備の種類の多さに驚き、操作に関心を抱いた。入学後はアマチュア無線同好会に入部。顧問の小川経一教諭の勧めで「第3級アマチュア無線技士」の免許を取得したが、さらなる知識の向上を目指して今回の受験を決めた。
「試験科目には大学レベルの計算問題も含まれ、複雑な公式を数多く覚えるのに苦労した」と長栄さん。小川教諭のサポートを受けながら約2カ月間、放課後や休み時間を利用して勉強に励んだ。
小川教諭は「1年生から情報、通信系の多くの資格を取得してきた。合格は努力を積み重ねた結果」と話す。
合格通知を手にした長栄さんは「当日は得意な問題が多く、順調に解くことができた」と笑顔。来年3月の卒業後は道内の専門学校への進学が決まっており「電気工事士の資格も取得したい」と意気込む。
















