苫小牧市が働きやすい職場環境づくりに励む企業を表彰する「ワークライフバランス等企業表彰式」が27日、市文化会館で行われた。今年度は研修制度の充実や長時間労働の削減、有給休暇の取得促進などに取り組む市内の3社に、表彰状を授与。合わせてセミナーも開かれ、NPO法人コヂカラ・ニッポンの川島高之代表が経営戦略の視点から働き方改革について講演した。
市協働・男女平等参画室の主催。市内の企業関係者や市の職員、関心を持った市民など約100人が参加した。
今年度の表彰企業は建設業の丸彦渡辺建設苫小牧支店(若草町)、卸売業の札幌商興(新開町)、介護福祉事業のライトマインド(澄川町)。岩倉博文市長は各社の代表者に表彰状を手渡し、「時代のニーズに沿った改革を進めていることに敬意を表したい」と述べた。
セミナーでは、表彰企業の代表者が取り組み事例を発表。社員の適性や意欲に応じた人員配置を進めるための研修制度確立、社員の家庭状況に応じたきめ細かな勤務時間の設定、上司が部下と積極的にコミュニケーションを取ることで休暇を取得しやすい職場の人間関係構築に努める―など、具体的な事例が紹介された。
川島さんは、社員のワークライフバランス実現のために管理職が果たすべき役割について語った。地域全体で働きやすい環境づくりに取り組むことで、人材確保や高齢者の就業継続などが実現し、結果として企業収益や市税収入が増加、健康増進など地域力の向上にもつながる―と強調。「働き方改革は生き方改革。育児や介護など家庭に事情を抱えた社員に特化したものではなく、みんなが平等に目指すべきもの」と訴えた。
















