加盟事業所対象に講習会―苫小牧地方食品衛生協会

加盟事業所対象に講習会―苫小牧地方食品衛生協会
食中毒の予防について話す管理栄養士の太田さん

 苫小牧地方食品衛生協会(福原次郎会長)は27日、食品の苦情防止対策講習会を市民会館で開いた。苫小牧保健所管内(東胆振1市4町)で同協会に加盟する飲食店や食品製造、販売企業から約60人が参加。食中毒や異物混入事故の発生を防ぐ方法などについて学んだ。

 会員に適正な衛生管理と苦情対応に理解を深めてもらうため、3年に1度開いている講習会。講師は、苫小牧保健所生活衛生課食品保健係の管理栄養士、太田有紀さん(22)と同係長の尾崎伸雄さん(43)。

 太田さんは道内の食中毒の発生状況や食品への苦情の事例を報告した。2018年度、全道の保健所に寄せられた苦情件数は前年度比142件減の1649件で、このうち319件は異物に関する苦情だったことを説明した。異物の内訳は虫や動物に関するもの(92件)、毛髪(48件)、プラスチック(37件)、金属片(28件)の順に多く、混入を防ぐ対策として「補虫テープの設置だけでなく調理場周辺の草刈りや生息に適した隙間をなくすなど、清掃の徹底が何より有効」と語った。

 尾崎さんは、苦情の対応について講演。誠実な対応と具体的な状況の把握が重要とした上で「苦情はサービス改善のヒントでもある。相手の訴えを見極め、アフターフォローにつなげて」と呼び掛けた。

 福原会長(71)は「食中毒の防止には基本が大事。手洗いや消毒を徹底し、事故を予防したい」と話した。

 今年度、管内の飲食店や企業で食中毒は発生していない。

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