景気回復に期待 苫小牧民報社とグループ4社謝恩会

景気回復に期待 苫小牧民報社とグループ4社謝恩会
苫小牧と千歳の経済人が集まった謝恩会

 苫小牧市美沢のノーザンホースパークで11月27日に開かれた苫小牧民報社とグループ4社の2019年度謝恩会。苫小牧民報と千歳民報の発行エリアの地元経済人らに今年1年の振り返りと来年の展望を聞いた。

 「苫小牧港を中心とした北海道経済の活発化へ、足固めの1年だった」と語るのは苫小牧埠頭(苫小牧市)の橋本哲実社長。今年は苫小牧港長期構想が策定され、西港区で新岸壁の建設がスタート。同社も苫小牧港・東港の国際コンテナターミナルの近接地で来春、大型冷凍冷蔵倉庫の竣工(しゅんこう)を控えており、「苫小牧が物流の中継拠点であることがより鮮明になるだろう」と力を込めた。

 千歳商工会議所会頭でガソリンスタンド経営などを手掛ける三友石油(千歳市)の入口博美代表は「油の値段が乱高下した1年だった」と振り返る。それ以上に社会全体が深刻な人手不足という問題を抱え、「今いる従業員の負担増をどう解消するかを悩む企業が多い」と指摘。数少ない人口増の地区である千歳市の関係者と「知恵を出し合って解決したい」と述べた。

 「金融業界はマイナス金利の影響で厳しい」と話すのは苫小牧信用金庫の小林一夫理事長。預金と貸し付けは前年度実績を上回ったが、同制度の影響で今年度は減収減益の見込み。苫小牧の景気について「国が示すような緩やかな回復を期待したい」と話した。

 デンソー北海道(千歳市)の根橋聖治社長は「飛躍の1年となった」と語る。生産環境が好調で来年7月から工場の拡張工事も始まるという同社。世界中の自動車に製造品が採用されているが、「変化の速度は増している。自分たちで力を付け、生き残りを図りたい」と決意を示した。

 苫小牧建設協会(苫小牧市)の宮﨑英樹会長は「人手不足が深刻。働き方改革を進めて人材確保に当たりたい」と話す。自然災害の多発による被災地復興事業などは一丸で取り組む覚悟を持つ。高規格道路や北海道新幹線の札幌延伸などの受注で「来年の景気が上向きになれば」と話した。

 「会社の業績は良い。来年も不動産業界は順調ではないか」―。平和恒産(千歳市)の鈴木善一代表によると、新千歳空港の開発に伴う雇用増が3年ほど前から進み、JR千歳駅周辺の土地が高騰している。前年に比べ土地の価格が5割増になった地区も。「郊外の一戸建ては割安感から人気が高い」と語った。

 回転寿司店を経営する久恵比寿(苫小牧市)の畑中稔社長は、消費税率引き上げの影響を「限定的だった」とし、年末需要もほぼ平年並みで堅調と語る。来年は増えている外国人観光客への対応強化に向け、中国語表記のメニュー導入を検討していると話した。

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