7~9月期道内中小企業 景況「持ち直しの動き」 政策金融公庫

7~9月期道内中小企業 景況「持ち直しの動き」 政策金融公庫

 日本政策金融公庫札幌支店は、2024年7~9月期の道内中小企業動向調査結果を発表した。中小企業(従業員20人以上)の業況判断DI(業績が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は、前期(24年4~6月期)から12.7ポイント上昇して9.8となり、プラス水準に転じた。同支店は「中小企業の景況は、一部に弱さがあるものの、持ち直しの動きがみられる」と分析している。

 業況判断DIは、製造業が前期から1.1ポイント上昇してマイナス2.2。非製造業は17.2ポイント上昇して13.3となり、プラス水準に転じた。

 売り上げDIは、前期から12.3ポイント上昇して19.8。純益率DIも5.2ポイント上昇して、マイナス4.7となった。

 当面の経営上の問題点では、「求人難」が27.7%で最多。これに「売り上げ・受注の停滞、減少」(24.1%)が続いた。

 一方、小規模企業(従業員20人未満)の業況判断DIは、前期から11.1ポイント上昇してマイナス8.9となり、2期連続で改善した。売り上げDIは21.8ポイント上昇して9.8となり、プラス水準に転じた。採算DIは9.3ポイント上昇してマイナス6.2となった。

 小規模企業の景況についても中小企業と同様に、同支店では「一部に弱さがあるものの、持ち直しの動きがみられる」と指摘している。

 調査は同公庫の取引先の中小企業579社、小規模企業460社を対象に9月中旬に実施。中小企業273社(回答率47.2%)、小規模企業283社(同61.5%)から回答を得た。

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