2019年度上半期(4~9月)の苫小牧市保健センター(ハスカッププラザ)の健診利用者数は、前年度同期比7%増の2万8559人だった。企業への受診勧奨などが奏功したとみられる。今年度スタートした風疹の抗体検査や禁煙指導も好調で、過去最多だった18年度の年間利用実績5万8715人を上回るペースだ。
同プラザのまとめによると、人間ドックなど個人向け総合健診は1%増の6573人、企業向けの事業所健診は5%増の7018人。企業や事業所に出張して行う巡回健診は、10%増の1万4968人だった。
がん検診は5%増の3416人。特に子宮、大腸がん検診の需要が高かった。
8月24日には、がん撲滅を目指すチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフジャパンとまこまい2019」の一環で、女性限定のがん検診を初実施。医師を含むスタッフ15人全員を女性にした結果、41人が受診した。同プラザ健康推進課の担当者は「女性医師、スタッフによる診察は安心できると好評。次年度以降も継続したい」と話す。
このほか、溶剤などの有害物質を扱う企業で実施する特殊健診が35%増の8473人、保健師や栄養士などによる健康講話の参加者は32%増の2567人だった。
厚生労働省の呼び掛けで6月から実施している風疹の抗体検査は、510人が受診。幼少時に公的な接種を受ける機会がなかった1962年4月2日~79年4月1日生まれまでの男性は2022年3月末までの3年間、公費で検査と接種を受けられる。
来年4月の改正健康増進法全面施行を前に、全国で受動喫煙対策が進む中、協会けんぽの健診受診者で医師からの禁煙指導を受けた市民は6~9月で1293人に上った。同月にスタートした、20~39歳対象のがんリスク検診も順調に利用されている。
「地元企業への積極的な受診勧奨や、市が今年度取り組む『みんなで健幸(けんこう)大作戦!』で、市民の健康への意識が高まっている」と担当者。10、11月も多い日には180人が健診に訪れているといい、「今後も市など関係機関と足並みをそろえ、市民や企業に受診、健康維持の大切さをPRしていきたい」と話している。
















