厚生労働省北海道労働局は、道内企業の2019年「高年齢者の雇用状況」集計結果を公表した。65歳までの雇用確保措置のある企業は前年比0・1ポイント増の99・8%に。定年を65歳とする企業も2ポイント増加して20・3%になった。また、66歳以上働ける制度のある企業は4・9ポイント増加して31・3%まで上昇した。
高年齢者雇用安定法に基づき、定年を65歳未満としている事業主に対し、65歳までの安定した雇用を確保するため▽定年制の廃止▽定年の引き上げ▽継続雇用制度の導入―のいずれかを義務付けている。毎年6月1日現在の高年齢者の雇用状況の報告を求めており、同労働局では従業員31人以上の道内企業6185社(大企業493社、中小企業5692社)の集計結果をまとめた。
雇用確保措置の実施済み企業の割合は、大企業(従業員301人以上規模)は100%で、中小企業は99・8%。雇用確保措置の内訳では、前年比2・9ポイント減少したものの「継続雇用制度の導入」を選択している企業が73・7%(4551社)で最も多い。「定年の引き上げ」措置を取っている企業は2・1ポイント増加して22・4%(1380社)に。「定年制の廃止」も0・8ポイント増加して3・9%(242社)になった。
一方、「65歳定年企業」は前年比で124社増えて1258社に。割合も2ポイント増えて全体の約2割(20・3%)になった。企業の規模別では、大企業は1・9ポイント増の15・2%、中小企業は2ポイント増の20・8%となった。
この他、66歳以上も働ける制度のある企業は前年比302社増の1934社となり、全体の3割強(31・3%)まで増えた。企業の規模別では、中小企業が5ポイント増の31・6%、大企業も3・5ポイント増の27・8%に上昇した。
また、70歳以上も働ける制度のある企業も前年比290社増の1825社となり、全体の29・5%に増加。
定年制を廃止した企業は前年比51社増の242社となり、割合は3・9%に。規模別では、中小企業が4・1%、大企業は1・2%だった。
同労働局によると、従業員31人以上の企業の常用労働者数は約88万人。うち、60歳以上は約14万人で全体の16・3%を占め、09年と比較すると約7万人増えているという。
















