日本製紙が昨年5月に発表した北海道工場勇払事業所の洋紙生産事業からの撤退が来月に迫った。今月末には生産活動を終える計画で、20日ごろから抄紙機や原料設備、パワープラントなどを順次停止させる。2020年1月末には機械類の清掃などを済ませ、前身の大日本再生製紙時代から続いた77年にわたる紙づくりの幕を閉じる。
勇払事業所では、抄紙機4台体制で新聞用紙など年間約23万トンを生産。洋紙生産から撤退後はケミカル事業を継続するほか、大手総合商社双日と合同会社を設立。敷地内に建設する国内最大級の木質バイオマス発電所で発電事業に乗り出す考え。発電所は20年3月着工、23年1月の稼働を目指す。また、新規事業も現在検討中。
事業所内には協力会社を含め約500人が勤務しているが、一部は配置転換される見込み。同社広報室は新規事業を含め「現在調整中」としている。
また、事業所内の勇払診療所は20日で廃止することが決まっており、同地区から医療機関がなくなることになる。
















