パソコン内のソフトウェア型ロボットがデスクワークを代行するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)に注目が集まる中、苫小牧と千歳の有志が共同体組織「RPA Community(コミュニティー)苫小牧・千歳」の普及活動を進めている。12日午後7時から苫小牧市まちなか交流センター・ココトマで初の無料勉強会を開く予定。幅広い業種の参加を呼び掛けている。
立ち上げたのは、I・TECソリューションズ(市内表町)ソリューション営業部主査の三田誠幸さんと、自動車部品製造ダイナックス(千歳市)IoT推進チーム主幹の渋谷匠さん。同組織は東京に本部があり、全国で支部組織を設立中。苫小牧・千歳は道内で3カ所目となる。
渋谷さんは約2年前に業務効率化や生産性向上を実現するテクノロジーとして注目されるRPAの学習を始めたが、当時は道内に学べる場などがなく本州のセミナーに出席。得た知識を使って同僚と社内に導入し、一部作業を自動化。年間4000時間以上の削減に貢献した。
RPAに関しては情報不足に悩む人が多く、「インターネット内の偏った情報などではなく、参加者同士が情報や悩みを共有する場が必要」として、有志団体を立ち上げ。今年9月に札幌市で初めて開いた自主的な勉強会は30人の定員が埋まる人気ぶりで、女性が気軽に参加できるよう札幌女子部も立ち上げた。
同組織では、RPAを経費削減や無駄な作業時間の削減ではなく、自動化により生じた時間を人にしかできないサービスの向上やスキルアップ、家族と過ごすなど、充実した人生に使うことを目的に掲げている。
12日の学習会では初心者向けセミナーや参加者によるプレゼンテーションなど交流を深める。渋谷さんは「苫小牧や千歳の企業関係者から申し込みがある。継続的に勉強会を開き、地方でRPAを浸透させたい」と話す。希望者はインターネットサイト「connpass」で会員登録後、専用サイトから申し込む。
















