苫小牧市にはかつて、JR苫小牧駅北側に屋内遊園地「ファンタジードーム」があった。若い人や最近苫小牧に移り住んだ人はなじみがないと思うが、11月にジェットコースターのコースの一部が撤去された。
建物内に入ると、エスカレーターの周りが暗かったが3階に上がると明るく、回転ブランコやメリーゴーラウンドなど遊具が所狭しと並んだ光景を思い出す。
少年時代を過ごした1990年代、道内にはレジャー施設やテーマパークが何カ所も存在し、家族旅行で訪れた場所もある。だがバブル経済崩壊後、採算が合わなくなった施設は閉鎖された。
時は流れ、今年11月に鈴木直道知事が苫小牧を優先候補地としたIR(カジノを含む統合型リゾート施設)の申請見送りを表明した。レジャーやリゾート開発は景気や関係者の事情に左右されるが、経済関係者の落胆は大きい。
一方、賛成、反対の立場で市民団体が設立され、まちを良くするために市民が議論したことは個人的に意義があったと思う。
良いまちづくりに向けて何か案はないか―。かつて屋内遊園地があった建物を見ながら、師走にふと考えた。(室)















