苫消費者協会が消費税増税後の市民アンケート、高まる節約意識 「56%が生活切り詰め」

苫消費者協会が消費税増税後の市民アンケート、高まる節約意識 「56%が生活切り詰め」

 苫小牧消費者協会(山内幸子会長)がまとめた消費税増税後の市民アンケートで、全体の半数以上が外食や食費を切り詰めるなど節約に取り組んでいることが分かった。政府は負担軽減策として、キャッシュレス決済に対するポイント還元事業を期間限定で進めているが、回答全体の3割は未利用のまま。シニア層を中心に事業の仕組みが分からず不安を感じる人もいるが、山内会長は「メリットとデメリットを見極め、賢い消費者になってほしい」と呼び掛けている。

 アンケートは11月9、10両日に市内で開かれた消費生活展会場で実施。209人(男性56人、女性145人、無記入8人)が回答した。

 増税に伴う節約については「している」が全体の56%を占め、「していない」は44%。最も多いのは外食費(34%)で、次いで食費(23%)、被服費(18%)などの順。衣食でこまめに節約していることがうかがえた。

 増税前に買いそろえた品目は日用品(42%)、食品(19%)、嗜好(しこう)品・酒類(16%)―となっている。

 キャッシュレスポイント還元事業については80%が「知っている」と回答。「知らない」は12%、「分からない」は7%。認知度は高かったものの、実際の決済利用の割合は「している」が63%にとどまり、33%は「していない」とした。

 利用していない理由について、70代以上の高齢者層の多くは「面倒くさい」「詳しく分からない」とし、若い世代の中でも「現金のように目に見えない」(20代男性)、「いくら使ったか分からなくなる。後払いが不安」(30代女性)といった声も聞かれた。

 同協会の山内会長はキャッシュレス決済に対する不安に理解を示し、「高齢者を中心に現金で支払うと言う意見が多い」と指摘。増税に伴う負担増への対応では「工夫しながら自己防衛を進めてほしい」と話している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る