苫小牧市有明町2の沿岸で11月中旬から座礁したままになっていた作業台船の撤去作業が11日に行われた。台船はサルベージ会社が、引き船を使っていったん苫小牧港・西港内まで移動。点検、補修が完了次第、函館港に帰港予定だ。
台船は11月14日未明、苫小牧港・西港口から約4・3キロの沖合で引き船のえい航ロープが切れて漂流し、護岸に座礁。けが人はなく、搭載していたショベルカーなどからの油漏れもなかったが、しけで撤去の準備作業は遅れていた。
11日は、台船を所有する函館の建設会社などから依頼を受けたサルベージ会社が午前7時に作業を開始。台船の下部にコンプレッサーで空気を送り込み、船体を浮上させた上、引き船「隆新丸」がロープでけん引、離礁した。台船は午後4時ごろ、苫小牧港・西港の勇払埠頭(ふとう)に到着した。
関係者によると、台船は船底が損傷しており、潜水調査や補修作業などを経て、函館にえい航する予定という。
約1カ月ぶりの離礁に、現場近くに住む粒来幸さん(78)は「ずっと心配していた。撤去されて安心した」と話した。
















