苫小牧、鵡川、いぶり中央3漁業の秋サケ今期も不漁、金額は大幅減で漁業者に大打撃

苫小牧、鵡川、いぶり中央3漁業の秋サケ今期も不漁、金額は大幅減で漁業者に大打撃

 苫小牧、鵡川、いぶり中央の3漁業協同組合が9月1日~12月3日に胆振海区で操業した秋サケ定置網漁の結果がまとまった。3漁協の水揚げは52万4788匹で前年比10.3%(約6万400匹)減、重量ベースでは1645トンで同6.4%(113トン)減となった。金額は9億9621万7000円の同22.1%(2億8369万円)の大幅減で、直近5年間で初めて10億円を下回り、漁業関係者には大打撃となった。

 胆振海区漁業調整委員会のまとめで明らかになった。

 3漁協に室蘭、いぶり噴火湾の2漁協を加えた合計は、水揚げが76万6786匹で前年比19・6%(約18万6900匹)減。重量で見ると14・81%(約41万トン)減の2400トンで、不漁だった昨年よりも低調だった。金額は約13億5766万円で同29・3%(約5億6300万円)減。なお、胆振海区の胆振噴火湾側のみ15日まで操業している。

 漁協別の内訳を見ると、苫小牧は重量が600・5トンで前年より4・8%(27・3トン)伸びたが、金額は12%(約5100万円)減の約3億6200万円。鵡川は140・1トンで約114%(約74・5トン)増、金額は約7000万円で同177%(約3000万円)増。胆振東部地震が影響した昨季と比べて回復した。

 白老、虎杖浜、登別で構成するいぶり中央の漁獲は29万937匹で約19%(約6万8400匹)減、重さは約905トンで約19%(約215トン)減、金額は約5億6300万円で約32%(約2億6300万円)減だった。

 今季は全道的な不漁傾向に見舞われ、胆振海区も9月の出足は好調だったが、最盛期の10、11月は一転して不漁となった。恵庭市のさけます・内水面水産試験場は当初、来遊予想を約3割増と分析したため、水揚げが好調だった漁期前半の価格が抑えられ、来遊予測も外れて二重苦となった。漁獲が予想を下回った理由について海水温の高さなどを指摘。「要因は絞り切れないため今後調査する」とした。

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