経済産業省の牧原秀樹副大臣は18日、苫小牧CCS実証試験センター(苫小牧市真砂町)を視察した。苫小牧沖の地中に二酸化炭素(CO2)を封じ込める実証試験が、11月22日に目標の30万トンに達したことを受けた対応で、「地球温暖化の切り札として実用化レベルにある」と述べた。
牧原副大臣は同センターでCO2を分離回収する設備や圧入井などを見学。委託運営している日本CCS調査(東京)の担当者から実証試験の概要や成果報告を受け、国家を挙げた一大プロジェクトとして「極めて安全で地球温暖化対策に有効」と評価した。技術的には実用化できるが、施設の設置場所や運営コスト、工場や発電所から排出されたCO2の運搬方法が課題となっている。
経産省は同センターについて、CO2を炭素化合物に合成した化学品として再利用するカーボンリサイクルの実証試験施設に転用する方針。2023年度からの実証試験スタートを目指し、20年度概算要求に調査費や基本設計費として5億円を盛り込んでいる。
















