苫小牧市内の有志がコミュニティーFMラジオ局の開設準備を進めている。今月22日に市民活動センターで初会合を開き、苫小牧青年会議所(JC)のメンバーを含めた約20人で実行委員会を設立。2021年までの開局を目指す。災害時を含めた情報や地域の話題発信など地元に密着したラジオ局とする考えで、制作に携わる市民の参加も呼び掛けていく方針だ。
きっかけは今年8月に開かれた苫小牧JC今を創るまちづくり委員会の例会。プレゼンテーションやパネルディスカッションを通じてコミュニティーラジオの重要性などを提言し、気運が高まった。
その後、有志らが設立準備委員会を立ち上げ。過去に同FMラジオ局の設立を検討していた関係者やミニFM局の運営経験がある人などに相談。さらに東日本大震災ではラジオが重要な情報入手先で、道内でも胆振東部地震などの災害が発生していることを踏まえ、その必要性を再認識したという。
発起人の1人で、同JC今を創るまちづくり委員会で委員長を務める田中彦樹(げんき)さん(38)は「ラジオは聞き流せるメディアで、震災時などは即時に正確な情報を発信することができる」と訴える。
22日に設立する実行委には、かつて市内にあったミニFM局「ゆのみラヂオ」のメンバー伊勢恭伸さん(53)を中心に市民有志約20人が参加。インターネット動画配信サイトでPRするほか、パーソナリティーや番組制作を手伝う市民を募り、養成講座の開催も検討している。
コミュニティーFMラジオ局の開設には、電波塔やスタジオ、運営会社の設置、資金集めなどが必要で、市民の協力を得ながら準備を進める方針。機材は「ゆのみラヂオ」で使用された一部を活用し、ボランティアや市民による地域情報、音楽番組などの発信を考えている。
田中さんは「ラジオ局の開設には多くの理解と協力が必要。他市の事例を参考に準備を進めたい」と話した。
問い合わせは苫小牧JC 電話0144(34)3627。
















