苫高専の課題解決型授業「共同教育」 20年度から本科5年にも実施 キャリア形成へ 協力企業・団体を募集

苫高専の課題解決型授業「共同教育」 20年度から本科5年にも実施 キャリア形成へ  協力企業・団体を募集
共同教育の中間報告会で発表に耳を傾ける学生たち

 苫小牧工業高等専門学校は2020年度から、企業や団体と共に展開する課題解決型授業「共同教育」を、専攻科1年生と本科5年生の合同で実施する。19年度までは専攻科のみの科目だったが、学生のキャリア形成などを目的に対象を拡大。実施時期も後期から前期に前倒す。来年1月15日まで、協力企業・団体を募っている。

 共同教育は実践、創造的な技術者の育成を目指して15年度から専攻科で行っている。企業や団体が抱える課題などについて学生と企業担当者が意見を交わし、企画の立案や製品の試作などを進める。

 今年も10月~来年3月の後期、専攻科1年の26人が5企業・団体の協力で、90分間の授業を全12回のスケジュールで展開している。

 来年度からは共同教育を、専攻科1年と本科5年生の合同で行う形に見直す。実施時期も前期の4~9月、90分間授業を15回とする計画だ。現時点では専攻科1年が20人程度、本科創造工学科フロンティアコース5年は13人の参加を想定している。

 学生は科の枠を越えて複数人でチームを組むが人数の増加を受け、取り組む課題を八つ程度確保。マネジメントをより実践的に学ぶため、専攻科の学生には下級生をリードしてもらいたい考えだ。

 専攻科長の二橋創平教授(46)は「高専はこれまで高度な技術を教えることに重きを置いていたが、今後は起業できる人材の育成やビジネス的なものづくりの指導も大事になる」と強調。「企業の担当者と接する機会が増え、名刺の渡し方やあいさつの仕方、メールのやり取りなどを普段から経験できるだけでも大きい」と話す。

 来年1月15日まで、同校協力会の会員などに共同教育の参加を呼び掛けている。

 問い合わせは同校総務課企画調査係 電話0144(67)8926。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る