今夏開催される東京パラリンピックにちなんだ競技体験イベント「パラカル」が8日午前9時から正午まで、札幌市南区真駒内の札幌みなみの杜高等支援学校体育館で開かれる。ボッチャ、シッティングバレーなどが楽しめるほか、苫小牧市内で幼児向け体操教室を展開するチアフルのエアトランポリン体験、東南アジアの高校留学生による国際交流、科学実験ブースもある。参加は無料で駐車場もある。関係者が多くの道民に来場を呼び掛けている。
札幌市内の私立校、札幌新陽高校の2、3年生が授業の一環で「パラリンピック競技の魅力を地域の人たちに伝えたい」と文化(カルチャー)交流を掛け合わせたイベントを企画。30人近くの生徒たちが運営も担当する。
当日はチアフルの指導責任者で元体操日本代表・小堀由貴さん、1992年バルセロナ五輪男子バレーボールなどに出場した実績を持つ大竹秀之さんらが協力。大竹さんは参加者とパラリンピック競技を通じて触れ合うほか、サイン会や講演も行う。
約半年後に迫った東京五輪を一層盛り上げるため「昨秋から生徒たちが一生懸命考えてきた」と元駒大苫小牧高野球部コーチで現在、札幌新陽高教諭の小崎達也パラカル統括は話す。「年齢を問わず誰でも参加、挑戦できるよう工夫している。気軽に足を運んでほしい」とアピールする。
イベントの問い合わせは札幌新陽高小崎教諭 電話011(821)6161。

















