官庁や企業は仕事始め ワンチーム 飛躍誓う

新年合同朝礼で年頭あいさつを述べる小林理事長=6日午前8時ごろ

 苫小牧市内や近郊では6日、官公庁や民間企業の多くが仕事始めとなった。苫小牧市役所では岩倉博文市長が年頭あいさつで「縦割り行政からの脱皮を」などと呼び掛けたほか、主要企業のトップらが厳しい経済環境の中で勝ち抜くため一丸で取り組む考えを示した。

 苫小牧市の岩倉博文市長は、本庁舎9階に集まった管理職など約100人を前に年頭あいさつを行った。時代の転換期を迎える中、一人一人が時代認識を共有する重要性を挙げ「縦割り行政から脱皮するとともに、今年は攻めのスタンスでいろんなことにチャレンジしてほしい。また、市民が市に何を求めているかを十分に考えながら日常業務に当たってほしい」と話した。

 胆振東部地震からの復旧・復興を目指す厚真町、安平町、むかわ町も6日が仕事始め。厚真町役場では、宮坂尚市朗町長が集まった約70人の職員に対し「われわれがワンチームとなり、新しい歴史に刻まれる2020年にしたい」と決意を示した。

 宮坂町長は全農地で営農再開の見通しが立ったことで「活気が出る年になる」とする一方、仮設住宅の入居期限が年内に迫る中、恒久的な住宅の確保や心のケアなど継続対策の必要性も指摘。「取り残されないよう課題に向き合い、復興の芽を育てていく」と述べ、各職員に「健康に留意して業務を遂行してほしい」と話した。

 トヨタ自動車北海道では、北條康夫社長が管理職約170人の前で「新たな生産技術開発にチャレンジし、競争力を確保したい」と今年一年の抱負を語った。

 同社は昨年10月に無段変速機CVT、同12月にハイブリッドトランスアクスルの生産ラインを増設。北條社長は「従業員数もリーマンショック前のピーク時に匹敵する約3400人になった」とし、「この経験で大きく成長した。今後の仕事に生かしてさらに飛躍を」と期待を込めた。

 今年は電動化への対応が重要とし「電動化技術の習得、理解を強化するほか、部品の内製化も進めていきたい」と強調。社員に向けて「謙虚、感謝の気持ちを忘れず創業時の思いを継承して」とした。

 苫小牧信用金庫は表町の本店で新年合同朝礼を行い、小林一夫理事長が本店および本部職員約100人に対し、年頭あいさつを述べた。

 小林理事長は、日銀のマイナス金利政策で貸出金や有価証券の資金運用利回りが下がり、金融業界の競争が激化している状況を挙げ、「他の金融機関に対抗するには地域密着の徹底しかない」とした。

 20年の重点施策は、営業推進力の強化と人材確保・育成、収益力強化など。また、結婚相談所や講演会の開催など地域貢献活動にも触れ「信用金庫と営業地域は運命共同体。金融以外でも地域貢献活動を続けたい」と話した。

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