バドミントンに打ち込む苫小牧の小中学生が、1月中旬に開かれる全道大会に向けて日々奮闘中だ。昨年12月27日には小中合同練習会も行われ、個々のレベルアップを図った。参加している選手たちは「全道大会で自分のベストのプレーを出せるように頑張りたい」と意気込みを見せている。
小学生は、11月の米坂杯苫小牧地区大会で各種目3位までの選手が今月11、12日に開かれる全十勝オープンバドミントン大会(十勝管内音更町)に、中学生はとませい杯苫小牧地区中学生新人大会で上位3位の選手が10~12日の北海道中学生新人バドミントン競技選手権大会(深川市)に出場する。
これらの大会に向けた練習が小学生は12月14日と27日午後、中学生は27日の終日を通して行われた。合同となった27日は小学生40人、中学生30人の約70人が参加し、シングルスとダブルスでそれぞれ練習試合を展開。小学生、中学生同士はもちろん小中学生混合で対戦する機会も設け、上級生が下級生にアドバイスを行う姿も見られた。
中学生の指導に当たる間澤竹大教諭(苫東中)が「まだまだ気持ちの部分で弱い部分がある」と指摘するように、全道大会で勝ち進むにはメンタル面が大きなカギを握る。特にラリーなどの際にミスが出ると動揺し、サーブやスマッシュなどでミスが連鎖することがある。いかに平常心で挑むことができるかが勝負のポイントになる。
女子シングルス地区大会優勝の小野優那(光洋中1年)は「中学に入るとレベルの高い選手が多い。1回のミスが命取りになるのでそこをケアしたい」と話した。
同様に小学生も精神面の強さが勝負の分かれ目となる。ここ数年大きな壁となっている全道大会4強入りを目指し、指導者サイドも心と技の向上に努めている。苫地区バドミントン協会の松尾必勝小学生委員長は「(強化練習では)中学生に胸を借りるつもりでできたと思う。小中学生とも夏に大きな大会がある。そこも見据え気持ちを入れて戦ってほしい」と願う。米坂杯の6年女子シングルスで2位だった川口楓佳(錦岡小6年)は「前半につまずいてしまうことがあるので、スタートから自分の力を出し切れるようにしたい」と語った。

















