2019年道内企業倒産 件数は過去最少 負債額も2番目に低く 商工リサーチ道支社

2019年道内企業倒産 件数は過去最少 負債額も2番目に低く 商工リサーチ道支社

 民間の信用調査機関、東京商工リサーチ北海道支社は、2019年(1~12月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年比19件減の212件にとどまり、同一基準で集計を開始した1971年以降、最少となった。負債総額は前年比16・5%増の340億6500万円で、18年に次いで過去2番目に低い水準となった。

 地域別では、札幌市が88件と全体の4割強を占めて最多。これに旭川、函館市が各12件、小樽、帯広市が各9件と続いた。苫小牧市では5件、北広島市では4件、千歳、恵庭市では各1件発生した。

 業種別では、「サービス・他」が65件で最も多い。以下、「建設業」(40件)、「卸売業」(31件)、「小売業」(29件)、「製造業」(20件)の順。

 原因別では、不況型の「販売不振」(161件)が全体の7割強を占めた。この他、「過小資本」が13件、「他社倒産の余波」が10件だった。

 負債額では、CDショップ運営の小樽管財(小樽市、負債30億600万円、特別清算)、水産物加工業のヤマホン佐藤商店(渡島管内森町、負債17億円、破産)、水産物卸・加工のヤマサン山本商店(函館市、負債16億6400万円、破産)が上位となった。

 従業員数別では、「5人未満」が150件(全体の70・8%)、負債額別では「5000万円未満」が90件(同42・5%)となり、小規模な倒産が中心となった。

 同支社では「倒産件数は底打ち傾向であるが、経営改善の遅れている企業は多い」と指摘。「業績改善が難しい企業をはじめ、販売不振やコスト負担増を価格転嫁できない企業を中心に、今後は一進一退を繰り返しながら、緩やかに増勢局面に向かう」と予想している。

■過去10年の道内企業倒産の推移,負債総額,1118億900万円,1078億700万円,865億5100万円,5891億8400万円,565億6700万円,649億6200万円,632億1400万円,705億4100万円,292億5100万円,340億6500万円,件数,440,454,457,351,301,279,268,277,231,212,集計年,2010,11,12,13,14,15,16,17,18,19

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