19年の110番通報 1万1000件 事件、事故は4割弱 苫小牧署

19年の110番通報 1万1000件 事件、事故は4割弱 苫小牧署
「110番の日」のイベントをアピールする署員

 事件や事故などをいち早く警察に通報するための緊急ダイヤル「110番」。苫小牧署管内(東胆振1市4町)では2019年、前年比560件減の1万1047件(速報値)の通報があった。事件、事故の通報が4割弱を占めた一方、苦情や問い合わせなども多く、中には「寂しいから相談相手になって」といった内容も。同署は「110番の日」の10日、苫小牧市柳町のイオンモール苫小牧で広報イベントを実施する。

 同署管内での110番通報は、道警本部通信司令室で一括受理。1万1047件は同署のまとめによる暫定値で後日、精査される。

 主な内訳は交通事故3507件(31・7%、照会1705件(15・4%)、苦情1367件(12・3%)、情報提供1181件(10・6%)、けんかやもめ事574件(5・1%)、刑法犯533件(4・8%)などとなっている。

 110番があれば警察官は緊急事態として現場に急行し、先入観を持たずに対応する。時には「話し相手になってほしい」といった電話も寄せられるが、忠石洋治地域課長は「自殺を考えているかもしれない」と指摘。「財布を拾ったので取りに来て」といった内容も「財布をなくして困っている人もいる」と説く。もめ事については、住民同士のトラブルに発展することも想定して迅速に対応する。

 一方、照会については運転免許証の更新手続きの問い合わせなど、110番本来の趣旨とは異なる利用方法が横行。大平浩喜地域官は「110番を受けて駆け付けた警察官が『何で来たの』と言われることも。緊急性のない通報はやめて」と訴える。

 同署は10日午前11時~午後0時半、イオンモール苫小牧1階のイーストコートで110番の適正利用を呼び掛ける啓発イベントを実施。道警のマスコットキャラクター「ほくとくん」、苫小牧市の「とまチョップ」などが集まって記念撮影に応じるほか、子ども用の警察官制服の試着や指紋採取体験、装備品の展示なども予定している。

 緊急性のない相談などは同署の一般加入電話0144(35)0110、警察相談専用電話♯9110を利用するよう呼び掛けている。

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