苫小牧の経済界を中心に約780人が参加し、6日に市内のホテルで開かれた苫小牧商工会議所主催の2020年新年交礼会。地元経済人に今年の展望などを聞いた。
「今年はビジネスチャンスが多い」と話すのは、日本旅行苫小牧支店の岡本大史支店長。白老町で4月に民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業するほか、東京五輪のマラソンや競歩などの競技が札幌で行われ、「本道への旅行客が大幅に増える」と指摘する。ウポポイが目指す年間100万人の来場者達成には道内客の取り込みが欠かせないとし「地元の東胆振で周知を強化したい」と話した。
市内外で小売業を展開している千鳥屋板谷商店の板谷守財務部長は、東京五輪・パラリンピック終了後の国内景気の低迷を懸念する一方、新千歳空港内に設けている土産店はインバウンド(訪日外国人旅行者)のさらなる増加で盛況になると予測する。加工品やスイーツなど北海道ブランドの人気を肌で感じているといい、「北海道経済の発展は海外観光客の増加に懸かっている」と指摘した。
丸彦渡辺建設苫小牧支店の佐藤靖浩支店長は「昨年に引き続き忙しい1年になる」と話す。胆振東部地震で被災3町が激甚災害に指定されている中、今年も斜面崩壊の復旧や災害公営住宅の受注などが見込まれ、「人手不足ではあるが、何とか乗り切りたい」と力を込めた。
タナカコンサルタントの田中稔顧問は、胆振東部地震の土砂崩れ現場で復旧工事に一役買った航空レーザー測量のオーダーが全国から寄せられていると語る。自然災害による被害が多いためで「社会貢献の意識を持って培ってきたノウハウを発揮したい」と気を引き締めた。
















