第36回北海道小学生バレーボール選抜優勝大会が11~13日、江別市の道立野幌総合運動公園総合体育館で開かれる。全道4ブロックの予選会を勝ち抜いた精鋭が集う、道内小学年代最高峰の一戦。苫小牧からは男女混合の泉野VC、女子の拓勇BRAVEが各部門に挑戦する。両チームとも本番に向け士気は高まっている。
北海道バレーボール協会など主催の大会。男子、女子、男女混合の3部門に計32チームが出場する。競技3日間で部門別に予選グループ戦と決勝トーナメントを展開し、真の全道ナンバーワンを決定する。
昨年11月の道南ブロック大会男女混合で初優勝し、2年ぶりの選抜優勝大会出場権をつかんだ泉野。全国切符を懸けた南北海道大会、全道規模のふかがわカップでそれぞれ3位入賞を果たすなどコンスタントに結果は残しているが、初戦は昨夏の全国経験を持つHOROMUI(岩見沢)。同じく全国出場経験のある遠別イーグルス、道東ブロック2位の釧路町少年団も同じ予選グループと厳しい戦いが続く。
練習ゲームなど、今季1番手合わせしてきたというHOROMUIに勝利することが「予選突破の鍵」と泉野の滝ひろみ監督は言う。相手には長身の男子アタッカーがいる。強烈なスパイクを「粘り強く拾ってつないでいけるか」と指揮官は選手たちの頑張りに期待する。
攻撃を組み立てるセッターながら、捕球力にもたける須藤心菜副主将(北星6年)は「まずはレシーブに積極的に参加したい。優勝を目標に頑張る」と力強い。
一方の拓勇は道南大会女子で4強入り。第4代表として選抜優勝大会に駒を進めた。初戦から道東覇者でふかがわカップでも頂点に立っている豊頃ランバーズと顔を合わせるが「勝ち負けにかかわらず、自分たちの力を最後まで出し切って終われるようにしてほしい」と小田雄一監督は背中を押す。
6年生5人を擁するが、競技経験はそれぞれ2年ほどと発展途上。それでも道南大会時から「チーム一丸になってボールをつなげられるようになった」と渡部美央主将(拓進6年)が言うように、互いを鼓舞しながら懸命にボールを追う諦めない姿勢が選手間に浸透している。
また拓勇OGが多く在籍する青翔中女子バレーボール部の胸を借りながら練習を積めたことも、チーム力向上を後押しした。「1年間の成長を表現できるよう、支えてくれた人たちに感謝の気持ちを込めてプレーしたい」と主将は意気込んだ。




















