米国とイランの対立が進み、中東情勢が緊迫化している影響でガソリンや灯油など燃料価格の上昇が懸念されている。苫小牧市内では10日現在、レギュラーガソリン1リットル152円(フルサービス店)の価格帯が中心。昨年10月から全国的に緩やかな値上がり傾向で推移しているが、調査機関は「今月13日以降はさらに値上がりする見通し」としている。
石油情報センター(東京)によると、8日に公表された全国のガソリン平均価格(6日時点)は1リットル150・1円で9週連続で値上がりした。米中の貿易協議が進み、世界経済が上向く期待感から原油の需要増加予測が示され、値上がり傾向となっている。
同センターの担当者は、米国とイランの武力衝突回避の報道など落ち着く要素はあるものの、「緊迫化による卸売価格の上昇で来週は値上がりを予測している」と述べた。
苫小牧市内の石油業界関係者は「11日からの3連休もあり、小売店はガソリン価格を値上げしにくい。灯油も大手販売会社に合わせて値段を据え置いている事業所が多い」と指摘する。また、ガソリンの卸売価格が3円程度上昇した場合は「20日以降に販売価格に反映されるのではないか」と話す。
苫小牧市内のパート従業員の男性(70)は、ガソリン価格の上昇傾向に「移動には車が必要。何とか下がってほしい」と願う。柳町の女性会社員(30)は「今の価格も高い」とため息をつく。
市内のあるガソリンスタンドは10日現在、フルサービスのレギュラーガソリンを1リットル152円、同セルフサービスを同149円、灯油を同93円で販売。男性店長(36)は「お客さまから『また値段が上がるのかい』と聞かれることもある」といい、家計に直結する話題だけに市民の関心は高い。
















