全道から70人、練習や指導法学ぶ―道中学野球「指導者学習会」

全道から70人、練習や指導法学ぶ―道中学野球「指導者学習会」
自らバットを握りバッティングの練習法を解説する西尾さん(中央)

 第14回北海道中学野球指導者学習会が11、12の両日、ウトナイ中学校などで開かれた。全道の中学野球指導者が参加し、練習方法や効果的な指導方法について学んだ。

 指導者間の交流や選手育成方法を学ぶことなどを目的に年に1回のペースで開かれており、今回は全道各地から70人が参加した。

 1日目はスポーツライターとして中学野球を取材する大利実さんが「今とこれからの中学野球」と題して講演。高野連で導入した投手の球数制限が中学野球にもたらす影響や、中学時代にやっておくべきトレーニング法などを紹介した。東京都内の中学校で野球部顧問を務め、全国大会に6回出場した経験を持つ西尾弘幸さんも講演した。

 2日目は駒大苫小牧高校室内練習場で実技講習も行った。バッティングの練習方法についてプロ選手のスイングを引き合いに出しながら西尾さんがバットの振り方を解説。「低めの球を打つ時は、バットで合わせるのではなく、手で高さを合わせるように指導すべきだ」と自身で素振りをしながら説明した。

 帯広第八中学校の高橋康司さんは「教わった指導法を実践して、選手の変化を見てみたい」と話していた。

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