記者コラム「風」 節目

 千歳、恵庭で12日、成人式が行われた。会場付近には、振り袖などに身を包んだ新成人が歩く姿が見られ、めでたい気持ちにさせられた。節目を迎えた人たちの前途を祝いたい。

 記者も今月、節目を迎えることになる。千歳民報が休刊となるためだ。部数の落ち込みや人員不足といった業界全体を取り巻く環境を踏まえた上での経営判断。2月1日から、自分を含む社員は新しい環境に身を置くことになる。

 ここ数カ月、取材先の人から「残念」「寂しい」と言われることが多い。それを聞いて泣けてくることもある。先日から本紙でも「私と民報」という企画をスタートした。投稿してくれた人の文章の行間には「民報」への愛着が感じられ、ありがたさと発行して56年の重みを改めて感じた。

 千歳民報に記事を書き始めたのは2016年10月。この3年の経験は記者としての財産になった。時には取材を拒否されたことも、相手と主張が擦れ違うこともあったが、人口増が続く地域で育てられた。今は減ってゆく31日までの日数を数えながら過ごしている。

 節目を迎え環境が変わっても、この地で出会った人、得た経験を決して忘れない。(渡)

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