全道の農業者らでつくる北海道農民管弦楽団は、2020年の第26回定期演奏会を来月、胆振東部地震の被災地で開催する。復興祈念コンサートの位置付けで2月1日にむかわ町、同2日に安平町で行い、各公演とも、地元吹奏楽部の中高生らとの共演もある。音楽の力で、新たな一歩を踏み出す人たちにエールを送る。
同楽団は、1994年発足のオーケストラグループ。現在、団員は農業者をはじめ、関係機関・団体などの職員ら約70人に上る。
宮沢賢治が著書で掲げた理想を踏まえ、「農業が土を耕す行為であれば、音楽は心を耕す行為である」をモットーとし、農閑期を中心に活動。楽団の代表で指揮者を務める牧野時夫さんは、後志管内余市町でブドウを中心とした果樹と野菜の無農薬栽培をする農業者で、バイオリン奏者でもある。
2018年9月の同地震では多くの農業者や農地が犠牲となったため、団員たちは今回のコンサート実現に特別な思いがあったという。
農夫と詩人をテーマにした序曲やビバルディの四季から「春」、ベートーベンの「運命」、世代を超えて人気の「となりのトトロ」の「さんぽ」など8曲を演奏予定。エルガーの「威風堂々」などではむかわ、安平、厚真各町の中学、高校吹奏楽部や町民吹奏楽団と一緒に演奏する場面も設ける。
1日は午後6時半からむかわ町の四季の館で、2日は午後1時半から安平町の早来町民センターで開催。入場無料だが、整理券を各教育委員会、公演会場などで配布する。
問い合わせはむかわ町教委 電話0145(42)2487か安平町教委 電話0145(29)7036。
















