北洋銀行は17日、道内企業を対象に実施した消費税増税の影響調査結果を発表した。消費税増税の「影響はあった」と回答した企業は全体の27%にとどまり、前回引き上げ時(2014年4月)の水準(50%)を大幅に下回った。ただ、業種別の小売業では57%が「影響はあった」と回答。駆け込み需要についても「あった」は21%にとどまった。
昨年10月の消費税率引き上げの影響は、全産業で「かなりあった」(6%)と「ある程度あった」(21%)を合わせても27%と3割以下に。逆に「ほとんどなかった」は64%を占め、「どちらとも言えない」は9%だった。
影響があった業種別では、小売業に次いで、木材・木製品(47%)、ホテル・旅館業(38%)、食料品(35%)の順。逆に鉄鋼・金属製品・機械と建設業では、80%以上が「影響はほとんどなかった」と回答した。
価格転嫁については、「引き上げ分を全てそのまま価格に転嫁」した企業は全体の7割強(71%)。「価格はそのまま据え置いた」は16%だった。
消費増税の影響ありと回答した企業では、影響の解消が見込まれる時期について、52%が「増税後3カ月以内」と回答。「今年1~3月ごろまで」が18%、「今年10月以降も続く」が11%あった。
消費税率引き上げへの対応策(複数回答)では、「合理化などによるコスト削減」(52%)と「従業員の再教育」(26%)が上位。小売業では、「イベントやキャンペーンの実施」と「合理化などによるコスト削減」が共に40%で最も多かった。
駆け込み需要の有無では、「ほとんどなかった」が7割強(73%)に。一方、「前回と同水準で駆け込み需要があった」と「前回ほどではないが、駆け込み需要があった」を合わせても約2割(21%)にとどまった。
駆け込み需要があったと回答した企業のうち、「反動減があった」と回答したのは6割強(62%)に上った。
企業側からは、「消費増税による駆け込み需要の反動減とキャッシュレス決済で、資金繰りの悪化が懸念される」(大型小売店)、「弁当販売はほとんどがテークアウトなので、軽減税率により増税の影響はあまりない」(食料品小売業)などの声が寄せられた。
調査は昨年11月中旬~12月上旬に実施。691社を対象に380社から回答を得た(回答率55%)。
■消費税率引き上げの対応策の上位(複数回答),小売業,40%,13%,11%,40%,16%,0%,18%,11%,3%,全産業,52%,26%,17%,14%,11%,5%,4%,4%,2%,項目,コスト削減,従業員の再教育,仕入先の見直し,イベントなどの実施,新製品の投入,販売先の見直し,店舗改装など,品揃えを増やす,品揃えを減らす
















