苫小牧市錦岡の樽前窯陶芸館を主宰する陶芸家小崎彩秋さん(85)が21日まで、市民活動センターの1階ギャラリーで同館開設25周年、小崎さんの作陶65年を記念した作品展を開いている。さまざまな技法を用いて完成させたつぼや皿など約60点が並ぶ。
元日本工芸会員で、モナコ国際芸術家協会アンバサド・アンテルナショナル・デザールの名誉会員、A・M・S・Cスペイン本部芸術家会員として、海外の展示会にも出品する小崎さん。1954年から北海道学芸大学函館分校(現道教大)で美術・工芸を専攻し、卒業後は教員の仕事の傍ら創作、研究を続けてきた。樽前窯は94年の退職後に創設した。
作品展は毎年開催しているが、今回、販売は行わない。これまで発表していない大作を披露しようと直径60~40センチほどの大皿、大つぼを中心に陳列。色の違う土を練り込むオリジナルの技法「切抜練込」、ハスカップの木の灰を調合した赤紫色の釉薬を使った「はすかっぷ焼き」、つぼにしわが出るよう表面処理を施す「縮織焼」など長年、挑戦し続けてきたさまざまな技法が駆使されている。
小崎さんが所有する人間国宝の第13、14代今泉今右衛門、原清の作品も展示している。
小崎さんは「制作は苦しくつらいことも多いが、作品が出来上がった時のうれしさは昔も今も変わらない」と笑顔。「65年間、積み重ねた成果を見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。
















