苫小牧労働基準監督署によると、2019年(1~12月)に管内で発生した労働災害による死亡事故件数は前年比1件減の3件となり、2年連続で減少した。過去10年で最も少なかった11年と同水準。発生件数が多い墜落・転落事故対策に係る法律改正と、現場の安全意識向上などが奏功した格好だ。
全産業で発生した死亡および休業4日以上の労災件数は459件で、前年比4・0%(19件)減。このうち1割以上増えた業種は、食料品製造業22件(115・8%)増、輸送用機械器具製造業4件(100%)増、港湾荷役業4件(66・7%)増など。事故内容は「転倒」が121件で最多。次いで「墜落・転落」67件、「動作の反動、無理な動作」56件と続く。
死亡労災が減少した理由について担当者は、昨年2月の労働安全衛生法の改正で、高所作業における墜落・転落事故防止の安全ベルトについて、体全体で保持するハーネス型の装着が義務付けられたと説明。さらに「自然災害に伴う復旧工事現場への巡回パトロール増加などで現場の安全意識が向上した」としている。
一方、昨年12月は転倒による労働災害が前年同月と比べ約2倍になったと指摘。「冷え込みによる路面凍結で歩行時の転倒などが増えている」とし、北海道冬季ゼロ災運動を踏まえ、現場への注意喚起を進めているとした。
















