雪不足 やきもき 冬季イベントに影響じわり 重機パフォーマンスや雪像…錦大沼の氷も薄く 苫小牧

雪不足 やきもき 冬季イベントに影響じわり 重機パフォーマンスや雪像…錦大沼の氷も薄く 苫小牧
トラックで雪が運び込まれるスケートまつりの滑り台製作現場=18日午前9時45分ごろ、苫小牧市若草町の中央公園

 全道で記録的な少雪が続く中、苫小牧市内でも今月下旬に「ふゆトピア・フェア」(道開発局など主催)、2月初旬に「スケートまつり」(実行委員会主催)などまとまった雪が必要なイベントを控え、関係者をやきもきさせている。錦大沼(樽前)のワカサギ釣り場も氷の厚さが基準に達しないため、解禁を見合わせている。

 室蘭地方気象台によると、少雪は偏西風が日本列島付近で平年よりも北寄りに蛇行し寒気が南下しにくく、冬型の気圧配置が持続しないため。

 18日正午現在の苫小牧市の積雪量は、平年より約5センチ少ない5センチだった。

 降雪量を深さで示す「降雪深」の1月の合計値も同日正午時点で10センチ。過去3番目に雪の少ない1月だった1989年の9センチに次ぐ少雪となっている。

 23、24日の両日、市内中心部3カ所で開催予定の「ふゆトピア・フェア」は、末広町の総合体育館前で除雪機などの重機を使ったパフォーマンスに使う雪の確保に頭を悩ませる。

 道開発局開発調整課によると、冬期間は通行止めの道道樽前錦岡線沿道にトラック延べ10台を投入。100立方メートル弱の雪を確保したい考えだ。担当者は「苫小牧から北国の魅力を発信できるよう、何とか雪を集めたい」と語る。

 2月1、2の両日は中央公園(若草町)をメイン会場に「第54回スケートまつり」が開かれる。同公園では、陸上自衛隊第73戦車連隊などでつくるまつりの支援隊39人が巨大滑り台と雪像製作に取り組んでおり、雪は駐屯地がある千歳市祝梅からトラックで搬入している。

 支援隊の広報担当者は「製作に必要な約2000立方メートルは確保できる」とみているが千歳市内も雪不足。このままの状態が続けば、駐屯地内の雪は「今週末で枯渇する見込み。雪予報の20日以降に望みを懸けたい」と話す。

 18日正午時点の進捗(しんちょく)率は2割。「道内各地で冬季イベントの規模縮小や中止が相次いでいるが、雪像や滑り台を待ち望む市民らのため努力する」と作業隊長の住友優希2尉(28)。スケートまつり実行委員会事務局(市観光振興課)の担当者は「(降雪を)祈るしかない」と天を見上げる。

 一方、錦大沼のワカサギ釣りは、氷の厚さが5カ所の計測ポイントすべてで20センチ以上にならないと解禁されない。市緑地公園課によると、13日の測定では平均15センチ。17日は同17・5センチだった。

 担当者は「現時点で解禁のめどは立っていないがこのままの冷え込みが続けば、1月中に解禁できる見通し。もうしばらく待ってほしい」と語る。

 道内では少雪の影響で、オホーツク管内美幌町の「びほろ冬まつり」などが中止。網走市の「あばしりオホーツク流氷祭り」は、雪像製作を見合わせた。31日に札幌市内で開幕する「さっぽろ雪まつり」も積雪不足で、後志や空知管内から雪を運び、必要量を確保するなどの対策を進めている。

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