北海道経済産業局は、1月の道内経済概況を発表した。総括判断は「一部に持ち直しの動きが見られるものの、足踏み状態となっている」とし、5カ月連続で据え置いた。先行きについては「消費税率引き上げに伴う影響のほか、国際経済の動向などを十分注視する必要がある」と指摘している。
昨年11月の経済指標を中心に、12月以降のヒアリングを加味して判断。主要7項目の判断も前月から据え置いた。
生産活動は、5カ月連続で「弱い動きとなっている」とした。昨年11月の鉱工業生産は、食料品工業など6業種が前月比で上昇したが、一般機械工業など8業種が低下したため。ヒアリングでは「台風15号の被害を受けた本州の事業所の応援生産で、鋼材の生産が増加した」(鉄鋼業)との声がある一方、「道内・道外とも取引先からの受注が減少して、鉄骨の生産が減少した」(金属製品工業)との声もあった。
個人消費も「一進一退となっている」と5カ月連続で据え置きに。11月の販売額はコンビニエンスストアが前年を上回ったものの、他の業態が低調だったため。ヒアリングでは「消費増税の影響から回復しつつあるものの、化粧品や高額衣料品などの動きが鈍い」(百貨店)、「日用品や酒類に駆け込み需要の反動が見られるが、食料品の動きは悪くない」(スーパー)などの声が上がっている。
観光は4カ月連続で「一部に弱い動きが見られる」と判断した。11月の来道客数は前年同月比3・3%増だったが、道内外国人入国者数は4・9%減と2カ月連続で下回ったため。ヒアリングでは先行きについて「前年は『ふっこう割』効果で12~3月に道内外から多くの観光客が押し寄せていたため、反動による来道客数の減少が懸念される」(関係機関)との指摘も出ている。
この他、公共工事は「増加している」、住宅建設は「弱まっている」、民間設備投資は「増加している」、雇用動向は「改善している」といずれも判断を据え置いた。
















