苫小牧市は、次期総合防犯計画(2020~24年度)の素案をまとめた。防犯に対する市や市民の取り組みについては現計画をほぼ踏襲しているが、公園や通学路の防犯カメラ設置を推進するなど強化した面も。関係機関・団体や市民が連携して安全・安心のまちづくりを進める。
安心して暮らせる市民生活確立を目指し、15年度に初めて策定した計画。市防犯及び交通安全に関する条例に基づき、刑法犯の現状と課題、市や市民、事業者の防犯対策などを明記している。
昨年8月に市民の意識調査を行うなど次期計画の策定作業を進めてこのほど、素案が出来上がった。20日から1カ月間パブリックコメント(意見公募)を行った上、今年度内に完成させる。
計画では5年ごとの市民意識調査で、今年度の「地域の安全についての満足度」の回答「満足」「やや満足」が14・4%と前回比3・3ポイント減となったのを踏まえ、次期計画では、24年度の目標を20%に設定。犯罪を未然に防ぎ市民の満足度を高めるため、市や市民の取り組みを列挙した。
同計画策定に合わせて防犯カメラ設置5カ年実施計画も作り、公園や通学路の設置を進めることを明記。向こう5年間で新設は15台を想定しており、20年度は川沿公園に3台、21年度はすこやか、ときわ、ときわ4丁目各公園に1台ずつ計3台などを配置する。
市の公共施設などには昨年3月末時点で、カメラは334台設置されており、市安全安心生活課は「市民のプライバシーに配慮しながら犯罪抑止のため設置を進める」と強調する。
このほか、市が取り組むこととしては、青色回転灯パトロール車による地域巡回、「こどもSOSの家」ステッカー、年1回の防犯ガイドブックの発行、町内会などを対象にした防犯リーダー研修会の実施、犯罪被害者相談窓口の設置など。市民の取り組みとしては、自宅など身の回りの安全対策や防犯教室への参加などを求めている。
同計画は関係機関・団体や市民などで構成する「市防犯のまちづくり懇話会」で進捗(しんちょく)管理。地域ぐるみで推進したい考えだ。
















