違いを尊重し合うことが大切 市が「ジェンダーミーティング」 多様な性テーマに語る

違いを尊重し合うことが大切 市が「ジェンダーミーティング」 多様な性テーマに語る
性的少数者の母としての思いを語る高橋さん(右奥)

 誰もが自分らしく生きられる社会について考える、苫小牧市主催の「市長とジェンダーミーティング」が10月30日、柳町のイオンモール苫小牧で行われた。市内の企業や団体、関心を寄せる市民らに向け、性的少数者の支援団体「SOGI―Mamii’s(ソジマミーズ)」=札幌市=の高橋愛紀代表が講演。多様な性をテーマに語り、すべての人が持つ性の要素「SOGI(ソジ)」についても伝えた。

 高橋さんは3人の息子の母親で、長男(27)は出生時に割り当てられた性別と自認する性別が異なるトランスジェンダー。高校2年生の時、女性として生まれた子から「自分は男だと思う」と打ち明けられたものの、どうしていいかわからず、「娘が消えていくような気持ちにもなった」と回顧。親子関係もギクシャクしたが、札幌市で開かれたLGBT成人式で自らの人生を力強く切り開こうとする長男の思いに触れたことに加え、性の在り方に関わらず個々を認め合う3人のきょうだいの絆に気付き、「長男は長男。何も変わらないことを子どもたちから教えてもらった」と語った。

 さらに、性的指向と性自認を指す「ソジ」について、「すべての人に当てはまるもので、性的少数者、多数者は関係ない。互いの違いを尊重し合うことが大切」と強調した。ミーティング参加者の20人に加え、買い物途中の人も足を止め、高橋さんの話に耳を傾けた。

 同性愛の友人がいるという明徳町の男性(75)は「性的少数者の中には、自分のことを隠さなければならない人も多い。みんなが隠さなくてもいい社会になれば」と語った。

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